『めぞん一刻』のハッピーエンドには「その先」がある？ 五代と響子のエクストラエピソードが展開されます。
『めぞん一刻』ハッピーエンドに「その先」が…!? 五代と響子のエクストラエピソード
物語は、五代くんと響子さんが新たな冒険に旅立つところから始まります。ハッピーエンドで終わったはずの彼らの物語が、新たな章を迎えることとなります。このエクストラエピソードでは、プレイヤーは物語の進行を左右する選択を行い、五代くんと響子さんの未来を切り開く冒険に参加します。
ゲームの特徴の一つは、物語の選択肢が豊富であり、プレイヤーの選択によって物語が大きく変化する点です。五代くんと響子さんの関係、彼らの周囲のキャラクターたちとの交流、そして彼らが訪れる新たな場所など、すべてがプレイヤーの手に委ねられています。これによって、プレイヤーは自分だけのストーリーを作り上げることができます。
さらに、ゲーム内でのコミュニケーションが重要な要素となっています。五代くんと響子さんが感じる感情や考え、そして彼らの心の中に秘められた想いに触れることで、物語がより深まり、感情移入しやすくなります。プレイヤーは会話やイベントを通じて、キャラクターたちの心の変化を感じ取り、適切な選択をすることが求められます。
ゲーム技巧の一環として、時間の経過が物語に影響を与えるシステムも搭載されています。五代くんと響子さんの関係が時間とともに変化し、彼らの成長や新たな試練に立ち向かう姿が描かれます。プレイヤーは物語内の時間を注意深く見つつ、適切なタイミングで選択を行うことが求められます。
このエクストラエピソードでは、新たな登場人物や舞台も多数登場します。五代くんと響子さんが訪れる場所は、美しい風景や興味深いキャラクターたちで溢れています。プレイヤーは彼らとの出会いや別れ、そして共に過ごす日々を通じて、物語の広がりを感じることができるでしょう。
総じて、『めぞん一刻』ハッピーエンドに続くエクストラエピソードは、プレイヤーに多様な選択肢と感動的なストーリーを提供します。五代くんと響子さんの未来がどのように繋がっていくのか、プレイヤー自身の手で探りながら、新たな冒険に挑む楽しさが存分に味わえるでしょう。
『めぞん一刻』のハッピーエンドの後には「その先」があるのか？ 五代と響子のエクストラエピソードが待ち受けていますかもしれません！
ひとまず『めぞん一刻』の最終回を振り返る
TVアニメ版を90分にまとめたダイジェスト版『めぞん一刻 移りゆく季節の中で』（1988）ビジュアル (C)高橋留美子／小学館
1980年から1987年まで、小学館「ビッグコミックスピリッツ」で連載された高橋留美子先生のマンガ『めぞん一刻』は、古い安アパート「一刻館」を舞台に、その管理人である音無響子と、同アパート5号室の住人である五代裕作の恋愛模様を描いた、80年代のラブコメマンガを代表する作品です。
【画像】乳丸出しでも気にしない？ 大人になってからわかる「一刻館」住人たちの魅力
マンガ、アニメともにヒットし、その結末もご存知のとおりではありますが、実はその後を描いたアニメーション映像があることは、さほど知られていないかもしれません。
※以下、作品のネタバレを含む記述があります。
本題の前に、本編の流れとその結末を振り返りましょう。物語は、浪人生だった五代が住む一刻館に、管理人として響子が訪れるところから始まります。容姿端麗な響子に五代はひと目惚れするも、その恋の行く手を阻む大きな壁がありました。彼女は夫である音無惣一郎を亡くしたばかりの未亡人だったのです。そうした事情を知ったうえで、五代は響子にアプローチしますが、彼女は関心を示してくれません。
さらに五代の前に、犬が苦手という弱点以外においてはすべてがパーフェクトな恋のライバルの三鷹瞬が現れます。苦学生で決してハンサムではない五代と、一部を除いて完璧なハンサムの三鷹は、響子をめぐる恋のさや当てを繰り広げていきました。
また、五代に好意を持つ七尾こずえや八神いぶきといった女性キャラも登場し、響子と五代の恋の行方を複雑化します。こうした男女関係にふたりは翻弄されながらも、五代の一途な想いは響子へ無事に届き、数年にわたる（マンガとアニメで設定が異なる）彼の恋はようやく実るのでした。
そのプロポーズの言葉は「結婚してください…泣かせるようなことは絶対しません。残りの人生をおれに…ください」というもので、これに対し響子は、ひとつだけ約束を守ってほしいとし、「お願い…一日でいいから、あたしより長生きして…」「もう、ひとりじゃ、生きていけそうにないから…」と返します。五代は決してひとりにはしないことを誓い、こうしてふたりは晴れて結ばれたのでした。
本編最終回では、結婚式から時を経て、響子が五代との第一子「春香」を出産、退院し親子3人で一刻館へ帰ってくる姿が描かれます。「ここはね…パパとママが初めて会った場所なの…」という響子のセリフで物語は幕を下ろしました。
……と思いきや、実はこのラストシーンの「その後」を描くエピソードが、連載終了から長い年月を経た2017年、TVアニメやマンガとは別のカタチで世に出ました。
