パチンコユーザーが減少し続けており、その要因はコロナだけであると言えるでしょうか？

パチンコユーザーの減少続く　コロナだけが原因と言えるのか

日本のパチンコ業界は長い歴史を持ち、多くの人々に愛されてきました。しかし、近年、パチンコユーザーの数が減少し続けており、その背後にはさまざまな要因が考えられます。その中で、コロナウイルスの影響が大きいとされていますが、果たしてそれだけが原因と言えるのでしょうか？

パチンコの魅力

パチンコは、日本独自のギャンブル文化の一部として根付いてきました。その魅力の一つは、簡単なルールでありながら、奥深い戦略やテクニックが必要とされる点です。パチンコのゲームプレイは、玉を射出し、その玉が特定の場所に入ることで景品を獲得するというシンプルなものですが、その過程には多くの要素が絡んでいます。

パチンコの特徴

多彩な機種: パチンコは多くの異なる機種が存在し、それぞれが独自のルールや特徴を持っています。ユーザーは好みに合った機種を選び、楽しむことができます。
確率と戦略: パチンコは確率ゲームの一つであり、特定の組み合わせやタイミングによって景品を得る確率が変化します。プレイヤーは確率を計算し、最適な戦略を考えることが求められます。
臨場感とコミュニケーション: パチンコホールは非常に賑やかで、臨場感あふれる場所です。プレイヤー同士が情報を共有し、アドバイスを交換することもあります。

パチンコのゲーム技巧

パチンコを楽しむためには、いくつかの重要な技巧が必要です。以下は、成功するためのポイントです。

機種選び: まず、自分のプレイスタイルに合った機種を選びましょう。一部の機種は高確率で景品を出すことが知られており、初心者には適しているかもしれません。
玉の使い方: 玉を無駄にしないことが重要です。適切な力で玉を射出し、特定の場所に玉を入れる技術を磨くことが大切です。
確率の理解: 各機種の確率を理解し、最適なタイミングでボールを打つことが勝利への鍵です。確率を計算し、冷静にプレイしましょう。
予算管理: パチンコはギャンブルであり、損失が伴うこともあります。予算を立て、それを守ることが大切です。

パチンコユーザーの減少とコロナの影響

一方で、パチンコユーザーの減少にはコロナウイルスの影響も考えられます。パチンコホールは密閉された空間であり、ソーシャルディスタンスの確保が難しいため、コロナの感染リスクが高まりました。これにより、多くのユーザーがパチンコホールへの訪問を控えるようになりました。

さらに、政府の感染拡大防止策として、一時的に営業時間の制限や休業要請が行われ、これもユーザー数の減少に寄与しました。また、コロナ禍において経済的な不安が広がり、パチンコに費やす余裕が減ったことも影響していると言えるでしょう。

まとめ

パチンコユーザーの減少には、コロナウイルスの影響が大きい一方で、ゲーム自体の魅力や特徴、プレイヤーの技巧も考慮すべき要因です。コロナの収束後も、パチンコ業界は新たな展開や戦略を模索し、ユーザーの回帰を促進する必要があるでしょう。パチンコは日本文化の一部として根付いており、その魅力を再発見し、楽しむための場所としての存在価値を高めていくことが求められます。

コロナだけが原因と言えるのか。パチンコユーザーが減少傾向が続く。

ここにきて新型コロナウィルスの蔓延も落ち着きつつあるが、長引いたコロナ禍によって国内のレジャーは大打撃を受けている。言うまでもなく国内旅行の需要は下がり切っていたし、観光地では青息吐息で営業をしている旅館や飲食店は今も少なくない。既に体力が持たずに閉業してしまったというケースもある。

旅行ですらこれなんだから、元々ここ20年ぐらいずっとユーザー需要が減り続けてきたパチンコなんてもっと酷い。今回は、最新の市場規模とユーザー数の減少についての話をしていきたい。（文：松本ミゾレ）

残り710万人……減少を食い止める努力はあれど先行き不透明

9月末、パチンコ情報サイト「グリーンべると」に「パチンコ参加人口710万人、前年から180万人の大幅減少」という記事がアップされた。

日本生産性本部余暇総研の「レジャー白書2021」で、2020年のパチンコ参加人口が前年の890万人から710万人に減少したことが明らかになった、というのだ。2年連続過去最低の更新で、業界には激震が走っている。

パチンコ業界はここ数年、それこそコロナ禍以前からユーザーの離脱に喘いでた節がある。

そこでパチスロ旧規則機種の設置期限を若干延長してみたりしてユーザーをつなぎとめるための細々とした努力は継続してきた。それが先々の業界にとって良いことかどうかはさておき。

メーカー側は、パチンコ台に実質的な天井機能を搭載させたり、久々に6段階の設定を導入する機種などもリリースしたりして、ホールもそれらを設置してきた。店によっては女性客獲得のため、アメニティに力を入れるなどもしているところである。

ただ、それでも参加人口は年々減ってきたし、ここへ来てのコロナ禍で、閉業する店舗も相次いでいるのが実情だ。

一気に180万ユーザーが撤退した理由はコロナだけか？

このユーザーの激減の最大要因はコロナ禍。それは間違いない。ただ、ユーザーが減り続ける原因というのは他にもある。

たとえば昨今はパチスロ6号機が主流になっている。出玉性能が抑えられ、最大2400枚出すと一度大当たりが途切れるという射幸性の低さについては、これまでもこちらのコラムで説明をしてきた。

パチンコ・パチスロというのはあくまで遊技の建前はあれど、結局の所庶民のギャンブルだから、夢を見ることができない機種はウケない。つまり一撃で10万、20万も出る可能性が絶対にない機種となると「わざわざ打ちに行かなくていいよね」と思われやすい。

さらに6号機の場合、有利区間という概念があり、これを確認するための「有利区間ランプ」もやたら目立ちにくい場所にひっそりと点灯している。目立たないんだけど、勝ちたかったり、無駄にお金を入れたくない場合はここを注視しなければならない。

新規ユーザーの流入が急務な時代に、この有利区間ランプの目立たなさが結構な曲者要素なのだ。ぶっちゃけ、この辺りのややこしさを敬遠している人は現役のパチンコユーザーの中にもいる。

ここをもっと分かりやすく説明したほうがいいと思うが、現状そこに心を砕いている業界とは思えない。ホールも「この機種の有利区間はこうなってますよ」みたいな説明をしてくれる店はほとんどない。

それから今は、パチスロよりもパチンコのほうが明らかに射幸性が高くなっている。1時間で20万円分ぐらいの出玉が手に入るような機種もある。それはいいんだけど、ハイリスク・ハイリターン機種の宿命として、投資金額がどうしても5万、6万とかになりがちで資金がショートしやすい。「苛烈な出玉性のパチンコは好きだけどお小遣いないから打てない」という人を増やしがちということである。

こういう大博打好きな人ってレートの低い台はそもそも打たないし、出玉が緩い台も打たない。打とうと思う選択の余地がないのである。「射幸性の高いアレを打てないぐらいなら、しばらく我慢しよう」となっちゃうわけだ。

コロナ禍だけでなく、こういった現状のパチンコホールの「遊ぶ選択肢の少なさ」も、ユーザーの激減に影響しているのではないかと、いちユーザーとしては感じるところである。

ただ、今年に入って10年ぶりにパチンコのテレビCMが復活したので、これを見てホールに通うようになる人は少なからずいるはず。来年公開される『レジャー白書』には、きっとその影響力が数字として表れていることだろう。