「ゼロタイガー」という羽根モノは、パチンコの歴史を切り開いた革命的な機種です。

【平和羽根モノの軌跡―その1】パチンコの歴史を開拓した革命機！羽根モノの元祖「ゼロタイガー」の画像1

日本のパチンコ産業において、羽根モノは重要な位置を占めています。その中でも、羽根モノの元祖とも言える機種が「ゼロタイガー」です。この機種は、パチンコの歴史に革命をもたらし、独自の魅力と特徴を持っています。ここでは、「ゼロタイガー」の玩法、特徴、そしてマスターするための技巧に焦点を当ててみましょう。

まず、「ゼロタイガー」の玩法について考えてみましょう。この機種は、通常のパチンコとは異なり、羽根を使用して玉を射出することが特徴です。羽根の使い方にはコツがあり、上手に操ることが勝利への鍵となります。プレイヤーは、羽根をどのように使うかを熟知し、的確に玉を狙うことが求められます。この玩法は、単なる運だけでなく、スキルと戦略も問われる要素があるため、多くのパチンコ愛好者にとって新しい体験となりました。

次に、「ゼロタイガー」の特徴について見てみましょう。この機種は、その独自のデザインと革新的な仕組みで注目を集めました。羽根の動きや射出される玉の軌道は、他のパチンコ機種では味わえない独特の感覚を提供しています。また、ゲーム内にはユニークなボーナスやイベントが用意されており、プレイヤーは予測不能な展開にワクワクしながらプレイすることができます。これらの特徴により、「ゼロタイガー」は単なるギャンブルではなく、エンターテインメントとしても高い評価を受けています。

最後に、「ゼロタイガー」を極めるための技巧について考えてみましょう。まず、羽根のコントロールが鍵となります。正確な射出角度や強さをマスターすることで、プレイヤーは思い通りに玉を誘導し、有利なポジションにもっていくことが可能です。また、機種固有のボーナスやフィーチャーに敏感に反応し、効果的に活用することも重要です。勝利には単なる運だけでなく、機種に対する深い理解と緻密な計算が必要とされます。

総括すると、「ゼロタイガー」はパチンコの歴史において画期的な存在であり、その玩法と特徴は多くのプレイヤーを引き込んでいます。羽根モノの代表とも言えるこの機種は、単なるギャンブルを超えて、技巧と戦略を要求されるエキサイティングなゲームとして、今もなお多くの愛好者に支持され続けています。

「ゼロタイガー」という羽根モノは、パチンコの歴史を切り開いた革新的な機械です。

惜しまれつつも廃業した西陣、一部上場企業へと成長したSANKYOと、当サイトで好評掲載中の「羽根モノの軌跡」。さらに、その羽根モノの歴史を切り拓いたメーカー・平和についても紹介していこうと思う。

羽根モノの仕組みを初めて搭載した革命的マシン
左右に大きく開閉する羽根が玉を拾い、その玉がVゾーンに入ればラウンド継続。今では当たり前である羽根モノの仕組みを初めて搭載した革命的マシン『ゼロタイガー』がデビューしたのは、インベーダーゲームの襲来によって一時期は低迷したパチンコ業界が、『フィーバー』(三共、現SANKYO)の登場で大いに沸いた1980年の翌年、1981年のことだった。

その『ゼロタイガー』は、それ以前にあった電役機『ゼロ戦』とほぼ同一の飛行機役物を盤面中央に装備し、羽根に拾われた玉がVゾーンに入れば大当り。大当り中のカウントに上限はなく、羽根が18回開閉する間に、再び玉がVゾーンに入れば最高8ラウンドまで続く。

この斬新なシステムは大きな話題を呼び、販売台数約25万台の大ヒットを記録。羽根モノというジャンルを創出した、名機中の名機と言えた。

ちなみに、当時はどこのホールにも『ゼロタイガー』があったことから、差別化を図るという意味も込めて「TIGERセル」「ラッキーハンターセル」「赤虎セル」「アポロセル」など様々なセルが出回った。メジャーなものだけでも9種類とされており、最終的に何種類あったかは不明だ。

『ゼロタイガー』の流れを汲む『ビッグタイガー』も登場
1982年には『ラドン8』『タイガーⅢ』などが登場。『ラドン8』は高めのVゾーン入賞率、『タイガーⅢ』は役物中央のレールに乗った玉が、奥にあるVゾーンに入れば大当りへと繋がる。

極彩色の鳳凰が羽根を広げる『パラダイス』などを製造した1984年は、『ゼロタイガー』の流れを汲む『ビッグタイガー』も発売。基本的なゲーム性は『ゼロタイガー』と同様で、最大の特徴は大当り中に飛行機役物が上下に昇降する点にある。

これにより、大当り中は通常時と異なる玉の動きを演出。多くのファンを魅了し、こちらも複数のセルが登場するなどロングヒットした。